平塚市のごみ焼却炉へ

今日は午前中に平塚市大神にある環境事業センターに行きました。平成25年10月から稼働した新しいごみ焼却場です。ここには平塚だけでなく大磯町、二宮町の燃えるごみが運ばれてきます。平塚、大磯、二宮に住む人の家庭可燃ごみと事業系可燃ごみがここで燃やされます。 午後はそのまま大神地区の方のお宅へ行き、ツインシティ開発についてご意見いただく。 昨日一日中大神にいたな。



プラスチックごみ ぜんぶ燃やして処理 

 


●集めたプラスチックごみ 全量焼却

洗って干して分別して…。プラスチックごみをリサイクルするために、けっこうな時間とエネルギーをつぎ込んでいますよね、私たち。でもこのプラごみ、実は全量焼却されています。うっそー!と思うでしょう?でも本当なの。ごみステーションに出されたプラごみは、いったん市内四ノ宮にあるリサイクルプラザに運ばれ、人海戦術で汚れがひどいものとそうでもないものとを分別します。汚れものは市内大神にあるごみ焼却炉で焼却されます。一方、きれいなものは梱包して、川崎市などの製鉄所に運び込まれ、溶鉱炉でコークスの代わりに燃料として燃やされています。


●まやかしのリサイクル

国は、プラごみを燃料として燃やすことを『サーマルリサイクル』と名付けて、「サーマル(熱)」を「リサイクル(再利用)」しているものだからこれも一つのリサイクル!と言い切っています。実際はリサイクルできないものをあたかもリサイクルしているかのようにいう。しかもこれに多額の税金を投入していきます。


●市、電子レンジなどの家電リサイクルも計画

「要らないものは買わないで。ただのごみになるだけだから」と実態を伝えてPRすることこそ大事では?と市役所の担当者に話しをすると、どうも歯切れが悪い。それでは日本経済まわらないからね〜と言われてしまいます。う〜む・・・。ついでに言うと、平塚市は、平成27年度から、現在は粗大ごみとして出している炊飯器や電子レンジなどの「リサイクル」も始めようとしています。これも、結局のところ、市内で破砕・焼却しているものを、市外に移送し、破砕・焼却するように変えるだけです。



焼却炉 3号炉が運転開始

3/24(火)
02:30〜07:30   平成21年度一般会計について討論原稿を書く
09:30〜12:00   3月議会 本会議 (最終日)
13:00〜13:10   議会運営委員会
13:30〜16:30   江口事務所 ボランティアの方と事務作業と掃除など
17:30〜19:00   財政白書作成のための打ち合わせ
21:00〜21:30   市民の方と話し合い

●2つの炉が稼働しています
ストップしていた2つの炉のうち、
3月21日(土)に、3号炉が運転再開しました。
今現在、2つの炉が稼働していることになります。
これで、一日に160トンのごみを焼却することができます。

●茅ヶ崎や小田原市など6市町で焼却
3月21日現在の市からの報告によると、
市役所内に「ごみ処理緊急対策会議」を設け、
随時会議をしている、とのこと。
茅ヶ崎市や小田原市など6市町に依頼して、
平塚市の炉で燃やしきれないごみを燃やして
もらっているということでした。





ごみ焼却炉を見てきました

3/18(水)
07:30〜12:00   事務処理と議案の読み込みなど
13:30〜14:30   平塚市の大神にあるごみ焼却炉を見にいく
14:40〜16:00   炉を一緒に見学した市民の方と話し合い
20:00〜03:00   書類作成など

●ごみ焼却炉のトラブル
平塚市のごみ焼却炉のトラブル
の報告は、市のHPにも出ています。

平塚市のごみ焼却炉は、大神にあって、
下の写真にある白い建物の中に、
炉が3つあります。(98トン/日×3炉)
炉のタイプは、流動床式焼却炉というもので、
石川島播磨重工業株式会社が設計施工しています。


このうち一つの(1号炉)の排出ガスから
ダイオキシン数値が、1.3ng
平塚市の炉の規模の排出基準は1.0ngです。
基準値を超えてしまったので、
3月10日の午後4時ごろに炉の運転を停止しています。

翌日11日の午後3時ごろに3号炉も、
ダイオキシンが発生しているといけないので、
検査結果が判明するまでの間、
炉を停止させた、ということでした。


2号炉は、ダイオキシン数値が低く、
順調に動いています。この炉で、
1日80トンのごみを燃やしています。
しかし、これでは、焼却がおいつきませんので、
近隣自治体に1日200トンほどもっていき、焼却してもらっています。
ですが、ピットの中には、1号炉が停止した3月10日から
近隣自治体に焼却をお願いするまでの3月16日までの
間に、たまったごみが積み上げられていました。

このごみの山の量は、全部で2000トンほどあるということでした。

この山積みのごみは、ピットから外に出すことができないので、
稼働している2号炉で、徐々に燃やしていくということでした。

●昨日、ごみピットの様子を見てきました


(上の写真の右側が、各炉のごみの受け入れ口(投入ホッパ)です。)
昨日、同僚議員の厚見利子さんと市民の方と一緒に
炉の様子を見てきました。
普段、焼却を見学するときは、
ガラスごしにピットを見るのですが、
昨日は、中に入れてもらいました。
すごい埃でした。やはり強い匂いです。

●ごみはどうやって燃やされているか、というと…。
ピットの中のごみは、ごみクレーンの巨大な「手」で
ごみが均質になるようにかきまぜられます。
ごみの中には、ビニールだとか生ごみだとか
いろんなものが入っていますが、焼却温度を
なるべく一定にするために、ごみをかきまぜるんです。
その上で、受け入れ口(投入ホッパ)に入れていきます。
昨日は、2号炉だけしか稼働していませんでしたから、
写真の真ん中の受け入れ口にだけごみが投入されていました。

●「なぜダイオキシンが出たのか?」
昨日の見学時には、所長が対応してくれて、
ごみピットの見学のあとに説明をしてもらいました。

以下が、昨日のやり取りの大まかなメモです。
江口ら:「なぜ、ダイオキシンが出たでしょうか?」
所長ーーー「まだ、わからない。運転管理に問題はない」
     「メーカーに来てもらって詳細を調べている」

「ダイオキシンはどのくらいの頻度で測定するのですか?」
ーーー「連続測定はしていない。年に4回測定している。」
   「ダイオキシン測定は法的には年に1回だけでよい」

「ダイオキシン数値が基準値を超えた今回の検査は、
県の検査だったのか?飛び入りの検査だったのですか?」
ーーー「飛び入りではない。」 
 
「どうやって測定するのですか?」
ーーー「バグフィルターから出てきたガスを4時間吸引する。
    吸引したガスを液体の中にくぐらせて液体を測定事業社に
    もっていき、測定する。一連の作業は、測定業者が行う」

「バグフィルターって、どういうものですか?」
ーーー「イメージ的には、布の袋。この袋をガスが通ると、きれいになる。
    直径が15センチくらいの筒状の袋で、長さが5〜6mある。
    この筒状の布製袋が、576本つるさげられている。
    袋の中と外の圧力差を測定して、やぶれていないかどうか調べる。
    バグフィルターの交換は、3年から5年のサイクルで取り換えると
    いいといわれている。問題の1号炉のバグフィルターは、
    今から2年半前の平成18年8月に交換した」

「運転管理には問題がないということでしたが・・・・」
ーーー「ダイオキシン発生を防ぐために重要なのは、燃焼管理だ。
    塩ビなどを入れると発生するといわれているが、適切な
    温度で燃やせば大丈夫だ。今回、ダイオキシンが発生した
    問題の1号炉も、炉内の温度が800度以下のときもあるが、
    炉出口付近で800度を超えているのがデータでもわかるので、
    これについては、問題が見当たらない」

「現在、平塚市のごみ焼却施設では何人の方が働いているのですか?
ーーー「全員で32人だ」

「焼却炉の運転管理は、専門性の高い技術職でしょうね・・・。」
ーーー「炉は、本来は、何十年ももつ設計になっている、
    しかし平塚市の炉(昭和63年3月竣工)は、急激に劣化している。
    オーバーワークで稼働していた時代があったためだ。
    こうした事情があるので、運転管理には技術を要する」

「トラブルが起きた1号炉の今後の見通しは?」
ーーー「バグフィルターを交換すれば、ダイオキシン数値が
    下がることは確実だ。ただ金がかかるが」

素朴な疑問から質問をさせていただきました。
まだ、理解が足りないのですが、上記のような
ことを所長からうかがってきました。

●9000万円の補正予算を組みます
この一連のごみ焼却炉のトラブルで、
急きょ、補正予算でお金を工面することになりました。
総額で9000万円です。この9000万円は、
3月24日〜31日までにかかる費用です。
9000万円は、市の貯金である財政調整基金の
積立てを取りくずして支出します。
4月以降にかかる経費は、来年度予算で
対応していく、ということでした。

補正予算9000万円の内訳は、
ゞ疥拏治体でごみを焼却してもらって、
焼却することによって出てくる灰の処理や
これにかかる運搬費用などに、5200万円。

▲瀬ぅキシンが基準値を超えてしまった
1号炉の緊急点検業務委託料に、3800万円。

近隣自治体にごみ焼却を依頼すると、
1トンあたり2万円かかります。
昨日の時点では、一日に200トンのごみを
近隣自治体で処理してもらっているということでしたから、
一日に400万の税金がかかるということでした。





議会質問詳細 「なぜ新しいごみ焼却炉はこんなに高いのか?」

3/13(金)
05:00〜09:00  教育民生常任委員会予算審議の準備
10:00〜16:30  教育民生常任委員会予算審議
20:00〜23:00  事務処理などをする

3月議会の本会議で、
江口は、新しいごみ焼却炉は、
なぜこんなに建設費が高いのか?という趣旨で質問をしています。


●炉の新旧比較
<規模>は、
現在使用中の炉は、 294トン(一日に処理できるごみ量)
建設予定の焼却炉は、315トン(一日に処理できるごみ量)
※新しい焼却炉は、平成25年度稼働予定です。

<建設費>は、
現在使用中の炉 建設費 44億円 (その後約16億円かけて修繕)
建設予定の炉は、建設費 146億円 

●3月議会の本会議のやりとりを報告します
平成21年度予算案には、新しいごみ焼却炉の建設費146億円、
運営費143億円、合計289億円が、債務負担行為によって計上
されていますので、2つの点について質問しています。

●<なぜ、こんなに建設費が高いのか?>
江口>
現在平塚市が使用しているごみ焼却炉は、建設費と修繕
費をあわせて約60億円です。1炉あたり約20億円です。
一方で、新しいごみ焼却炉建設費は、1炉あたり約50億円。
約30億円も高くなります。なぜ、これほど高くなるか。

部長>
4つの要因が考えられる。
]Г梁腓さが一炉あたり 7トン/日・量大きい。
▲瀬ぅキシン対策のために高度処理になる。
焼却施設のグレードが高くなっている。 
な価が上昇している。

江口>
改めて伺います。
(1)一炉あたり7トン増える。これで建設費はどのくらいあがるか。
(2)今の炉の排ガス処理には問題があるか。
(3)焼却炉施設のグレードは具体的にどう高くなるのか。
(4)20数年の間に物価は2倍もあがっているか。

部長>
一日のごみ処理量1トンあたりの建設コストは、4600〜4900万円。
またダイオキシン対策は、その排出基準のオーダーがひとつあがる。
高度処理をしていくことになる。
新しい焼却炉施設は発電装置が必要になる。また今の建設コスト
の試算の段階では、溶融炉もいれこんでいる。
物価については、建設した当時よりは上昇している。

江口>
1トンあたりの建設単価が4600〜4900万円で、
一炉あたり7トン大きくなると、これで約3億円ふえる。
物価上昇しているというが、2倍〜2.5倍も上昇しているか。
一炉あたりの建設コストが20億円だったのが、
50億円になる理由にはならない。
2倍も建設コストをかけないと
ダイオキシン対策できないのかと住民も不安になる。
合理的説明をしてほしい。

部長>
私たちとしても、合理的説明をどうつければいいかわからない。
ほかの自治体の実績を調べて、建設コストを出している。
これは実績値です。不都合とはいえないはずだ。
平成9年度対比で平成22年度には、5%ごみを削減させる計画だ。
人口推計をもとに315トンという数字を出した。
これからもっとごみを削減するから炉を小さくするというのはおかしい。
あくまで計画値は計画値だ。


●<平塚市が行っているごみ減量化の具体的方策は?>
江口>
大蔵市長は、ごみ排出抑制の重要性をどう考えているのか。

部長>
水切りキャンペーンの実施、ごみの資源化フェアや団体活動などに
支援をしている。また、個別企業に対して現場指導をしている。
平塚市は、かなり前からプレサイクルという考え方を重視してきた。
大規模排出事業者への指導などをしている。
広報活動が重要だと考えている。

江口>
市民の方にごみを減らしてください、と言いながら、
一方で、大規模なごみ焼却炉を多額な税を投じて建設するのは、
市民に対する欺瞞だ、ともいえるのではないか。
大蔵市長は、議員時代から環境問題をテーマに掲げて
活動してきていますが、にもかかわらず、ここにきて、
いま、ごみの排出抑制とは異なる方向にかじ取りしている。
市長はどのような認識に立っているのか。

市長>
新しい炉の規模を、315トンでいくというのは、
何年もかけて議論してきて積み上げたものだ。
ごみを減らすというのは、当然の責務だが、
減らすにも限界がある。
過去データやこれからのことを考えるときに、
315トン(一日のごみ処理量)という数字ができきた。
今の段階でダメだ、とか、もっと減らせる、
ということを言う段階ではない。
これまでの担当部から報告で、
やむを得ないものと考えている。







実践的生ごみ処理方法の実演会 すごい盛況ぶり

1/24(土)
08:00〜12:00    事務処理など
14:00〜16:00    生ごみを活かす会参加
21:00〜24:00    事務処理など

生ごみを腐葉土に戻すための実演学習会が行われました。
プランターを使った生ごみ処理の方法を披露してもらいました。
すごい盛況で、市民活動センターの会議室に入りきれないほど。




処理の方法は簡単。
プランター版をご紹介しますと・・・。

生ごみは2〜3センチにきざむ。
生ごみ全体に、土をまぶす。
強く握って水気を感じる程度の水分にする。
この時にまぶす土の量は、生ごみよりもやや多め。

それを大きめのプランターを用意して、
プランターのはじから積み上げる。
その上に土を2〜3センチの厚みでのせ、
シートをかぶせる。
シートはなんでもよい。雨が入るのを防ぐ。
花や野菜の栽培に使える中性の土ができる。
プランターには、底網を必ずいれる。

これなら簡単かも。
江口も自宅のベランダでやってみる予定です。
スタートは2月からにします。






40万人都市・町田市のごみゼロ宣言 講演会のお知らせ

1/23(金)
07:00〜09:00    電話連絡や事務処理をする
10:00〜       移動 八王子へ
11:00〜14:00    町田市のごみゼロ宣言の取り組みについて聞く
15:30〜17:00    市の消防担当にヒアリングに行く
18:00〜19:00    知り合いのお宅を資料を届けてまわる


町田市は、40万人都市なのに、「ごみゼロ宣言」を
しています。
「ごみゼロ宣言」とは、すぐにごみを
ゼロにするという意味ではなくて、限りなくごみを
ゼロに近づける、ということです。

町田市は面白い取り組みをしています。
「実験的生ごみ処理運動」とでもいうのでしょうか。

町田市のごみゼロ市民会議

ごみゼロの風」という広報誌を全戸配布

この町田の取り組みについて、その中心人物から
お話しを聞く会が開かれます。
ーー
とき : 2月8日(日) 13:30〜16:00
ところ: 市民活動センター
講師:  渋谷謙三 氏 (町田市ごみゼロ市民会議アドバイザー)
主催は、環境にやさしいまち 全国に先駆けた平塚をつくる会
問い合わせは、事務局 朏島三郎さん 0463−32−4417

ーーー
今日、江口は、この町田市の取り組みについて
知るために、上記の会の前に、
2月8日の講演会の講師をつとめてくださる
渋谷謙三さんに会ってきました。

渋谷さんは、もと町田市の企画課長を
していた方で、今は退職されて、
町田の住民の方と、ごみゼロの運動をしています。
渋谷さんのお話しは、とても面白いです。
渋谷さんいわく、
「ごみを減らすための方策を 市役所職員が
卓上で議論しているだけではだめ。
住民と市役所がタックをくんで、
みんなで、”歩きながら考えて”
楽しみながらごみを減らすんだ」と。

町田市では、まちのなかに、
資源ごみを自分で持ち込むごみステーションをつくっています。
そこにビンや缶を持ち込むと、
トイレットペーパーなんかをもらえる。
すごく評判がいいらしい。
トイレットペーパーをもらったりすると、
やりがいあるよな〜。

ーーー
八王子のパペルブルグという喫茶店
渋谷さんに会いました。




知る人ぞ知るというパペルブルグ。
コーヒー好きでなくても、
おすすめ。
夜は、12時までやっているというから、
近くへいったら、一度よってみてください。
店内のインテリアは、多摩美大の先生が
4人も入ってつくったそうです。
徹底したこだわりのコーヒーと店内でした。











ごみ焼却炉建設に関する請願が否決されてしまいました

12/20(土)

今月の18日木曜日に12月議会が終わりました。ごみ焼却炉建設計画に関して、市民の方から請願が議会に出されいましたが、これが否決されてしまいました。江口は、この請願について採択するべきだという立場で討論(意見表明)をしました。以下のような内容です。長いのですが、ご覧ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
請願第16号 安心・安全の暮らしを守るために ごみ焼却炉新設計画に関する請願について、委員会の決定である不採択に反対し、採択するべきという立場で討論をします。

同請願の請願項目は4点です。
1.ごみ分別で先進的な平塚を守ってください 
ごみの分別資源回収を前提にしたごみ焼却炉を選ぶようにしてください 
2.きれいな空を守ってください 
発がん性物質や有害金属の粉じんを出さないよう、安全なごみ焼却炉を選ぶようにしてください 
3.ごみの減量化策をすすめてください
4.十分な情報提供をしてください 


どれも、ごく当然の内容だと考えます。また、この請願に3,250名のもの市民のご賛同があることは、重大な意味があると考えます。ごく当然と思われる内容を、なぜ、今、市民の方たちが請願として出されるのか、その理由を議会としても考えたいものです。

本来、ごみ焼却炉新設にむけては、どういう焼却炉がもっとも平塚市に適しているのか検討したうえで、市としての全体的な方針を持ち、その方針にあったごみ処理を行うことができる事業者の中から選定するべきところですが、平塚市は、DBO方式を採用したことを理由に、あらゆる焼却炉方式を選択肢に入れて事業者の選定を、選定委員会にゆだねています。

本来は、市民も議員も入って、市としての方針を議論するべきであったのに、その重要なプロセスを省いてしまったことが、多くの市民の方の不安の原因だと考えます。
つまり、市民不在の状況で、行政と一部の専門家が、日々の市民生活に密着した重要でかつ建設費120億円を超える大規模事業を決めていこうとしていることに対する危機感から、この請願が出されたと言えます。

一方、平塚市と同様に、平成25年度稼働を予定している三鷹市と調布市では、学識経験者と公募市民らで構成された市民検討会を15回も開催して、市民検討会から出された報告書に基づいて、事業者選定委員会で事業者を選定するようにしています。三鷹市と調布の市民検討会は、当然に傍聴可能でしたし、詳細な議事録が残されていてHPでも閲覧できるようになっています。

このようにごみ焼却炉に関する市としての方針をもつ自治体では、炉はどれも同じではなく、その炉の種類や方式が、私たちの日々の生活に与える影響の大きいことを十分に認識していて、だからこそ、できるだけ多くの市民の意見を聞きながら、時間と労力をかけて、市としての全体の方針を持ち、これを明らかにしているのです。

ごみ焼却炉の種類や方式が、私たちの生活、ひいては私たち自身のごみや環境に関する認識や意識に与える影響の大きさを考えるならば、一部の専門家や行政職員だけに炉の選定をゆだねることは、無理があります。

この12月議会で、事業者選定委員会の選定主体は、大蔵市長だという議会答弁がありましたが、市民や議員がごみ焼却炉新設について議論する場もなく、市民と議会のバックアップもない状況で、市長がごみ焼却炉について主体的な考えをお持ちだとしても、事業者選定委員会の決定が出たあとで、市長のお考えを炉の選定に反映させることがはたしてどこまで可能でしょうか。

請願第16号の請願項目は、ごく当然の内容ですので、これに反対する理由が見当たりません。さまざまな市民の声や意見を背景に、議会が主体的にごみ焼却炉新設にむけた議論に関与していくことこそが、今、求められていることだと考えます。こうした意味において、12月議会閉会後、閉会中に、環境厚生常任委員会で、次期環境事業センターに関することが、所管事務調査の項目にあげられ、予定されていますことは、非常に重要で意義深いことと思います。





え?!傍聴もできないの? ペットボトルは燃やすの?

10/10(金)
08:00〜09:30   電話連絡など事務処理をする
10:00〜12:30   市内の自治会長さんから話を聞く
13:30〜15:10   「福祉村」について市民の方から話を聞く
15:30〜15:50   事務処理をする
16:00〜17:20   日本教育新聞社から取材を受ける
18:00〜19:00   資料を送るなど事務処理をする
19:30〜21:00   市民の方からお話しを聞く


●焼却炉の建て替え事業がすすむ
今、平塚市は、ごみ焼却炉の建替えに向けて、急ピッチで準備をすすめています。現在と同じ場所(市内大神)に建て替えます。平成25年使用開始の予定です。

●約300億円の大型事業
ごみ焼却炉の建替え費用は、約150億円。超大型事業です。全国的にごみ焼却炉は、30年以上使う自治体が多くある中で、平塚市は、使用開始から17年が経過した時点で、建替えを決めています。また、新しい炉は、むこう20年間の運営を炉の建設をした民間事業者に委託することになっています。20年間連続して長期的に民間事業者に委託します。この委託費と現在の炉の解体費などをあわせると約300億円にもなる超大型事業です。

●「焼却炉方式」と「溶融炉方式」
現在、平塚市が使用しているごみ焼却炉は、「焼却炉方式」で、「流動床炉」というタイプです。
(↑現在の焼却炉「流動床炉」の図)

新しい炉の候補には、1400度から2000度もの高温を出す「溶融炉方式」も候補にあげています。ちょっと聞きなれない言葉ですが、ごみを燃やすための炉は、大きくわけて二つのタイプがあります。新タイプの「溶融炉方式」と従来からの「焼却炉方式」の2つです。この2つの違いについては「溶融炉・処分場問題を考えるネットワーク」にわかりやすい解説があります。

(↓焼却炉と溶融炉の違い 模式図)


●高温になるほど出る 発がん性の有毒物質

「溶融炉方式」を選んだ全国の自治体の中には、爆発事故を起こし問題になっているところもあります。また、超高温の溶融炉は、発がん性の高い物質が大量に出ることもすでに分かっています。今年の8月には、市民の方たちが、ごみ焼却炉問題の第一人者の梶山正三弁護士をおよびして、平塚で講演会を開きました。梶山先生は、「発がん性の高い有毒物質としては、ダイオキシンがメジャーですが、ダイオキシン以外の有毒物質の99%には、法的規制がありません。」と話しておられました。また梶山弁護士は、融点の低い水銀やカドミウムなどの重金属や非常に発がん性が高い多角芳香族炭化水素(PAHs Poli Aromatic Hydrocarbon )やニトロ多角芳香族炭化水素(Nitro-PAHs)が、高温になればなるほど、大量に発生することを指摘しておられました。
            
●溶融炉は、プラごみやペットボトルを燃やす必要がある
多量の燃料を必要とすることから、昨今の燃料高騰とともにランニングコストの増大も指摘されています。また溶融炉は、超高温で燃やし続けるので、ごみを減らすどころか、安定的に大量のごみを供給する事が求められます。しかも、プラスチックなどの高カロリーのごみを炉に入れる必要が出てきます。

●どの焼却炉が最も安全?−具体的回答はなし
江口は、9月議会で、平塚市に対して、「どの焼却炉が最も安全で経済的だと考えるか?」と質問しています。しかし、一切、具体的回答はありませんでした。炉の選定は、「次期環境事業センター整備・運営事業者選定委員会事業者選定委員会」に委ねるとしています。

●えっ!?傍聴もできないの?
この「次期環境事業センター整備・運営事業者選定委員会」の第1回目が先月の29日に開かれました。午後3時から委員会が開かれました。江口は傍聴に行ったのですが、なんと、会議が始まって1時間くらいで、委員の一人である野本修氏から、「企業ノウハウにかかわることがある」などを理由に非公開にする動議が出ました。これを受けて、非公開にすることに全員の委員が賛成して、私たち傍聴者は退席させられてしまいました。ですので、私が傍聴できた最初の1時間の間だけですが、その間、議論されたいたことを私のメモをもとにしてここに書きます。第1回目のこの日の選定委員会の様子は、今月4日の湘南新聞でも報じられました。




●次期環境事業センター整備・運営事業者選定委員会    
委員長:田中 勝氏 
(鳥取環境大学研究・交流センター 教授、岡山大学名誉教授、(株)廃棄物工学研究所代表取締役社長、環境省中央環境審議会廃棄物リサイクル部会長)
副委員長:寺島 均氏 
(社団法人全国都市清掃会議 技術顧問、日本廃棄物処理施設技術管理者協議会会長)
委員:大江 俊昭氏 
(東海大学工学部エネルギー工学科 教授)
委員:野本 修氏
(西村あさひ法律事務所 弁護士)
委員:中戸川 崇氏
(平塚市 副市長)
委員:吉川 重雄氏
(大磯町 副町長)
任命期間は、平成20年9月30日〜平成21年10月30日まで

■委員長田中 勝 略歴
厚生省国立公衆衛生院廃棄物工学部長、第6代廃棄物学会会長、現在、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部長,東京都廃棄物審議会会長,文部科学省21世COEプログラム「循環型社会への戦略的廃棄物マネジメント」拠点リーダー 
(上記は、田中氏の著書「循環型社会への処方箋 −資源循環と廃棄物マネジメント−07年3月発行 掲載による)


●事務局側出席者
平塚市より 環境部部長 資源循環課課長 課長代理、大磯町からも職員が出席。また コンサルタントとして委託をうけている日本総研(株)社員 ほか担当者約15名。


●当日の会議次第
1.委嘱状の交付
2.委員会設置要綱の確認
3.委員会傍聴要領の審議
4.委員長・副委員長の選出
5.議題
1)事業コンセプト書について
2)事業者の募集・選定スケジュールについて
3)実施方針について   
4)要求水準書(案)について
6.その他

●発言の要旨を報告します。
田中委員長:
事業コンセプト書には、「焼却残渣の資源化による最終処分場の延命化を図るとの視点も重要です」とあるが、焼却灰と飛灰の両方を処理するのか。飛灰までやれればいいが、金がかかる。費用対効果を考えることが大事だ。飛灰も埋めたてる余地がないのか。

田中委員長:
事業コンセプト書には、「公害防止に係る計画目標値は、(略)一部の項目を法的規制値よりも厳しい値を設定します」とあるが、「必要に応じて」としたほうが、いい。必要でないのに厳しいことを言わなくてもよい。運営管理でできることだ。

寺島委員:
「安全安心」の項目を入れたらどうか。

田中委員長:
事業コンセプト書には、「本事業は20年間のPFI(DBO)事業として実施しますが、施設のライフサイクルコスト(30年間を想定)を視野に入れた維持管理、修繕を行う…」とある。30年契約はできないのか。
平塚市:
民間事業者は今のところリスクが高いので、15年〜20年くらいしか受けてくれない。
寺島委員:
最近、30年契約する例も増えてきた。
田中委員長:
30年で受けてくれれば、30年と書けばいい。それができないから20年なんじゃないのか。


田中委員長:
ペットボトルやプラスごみを焼却炉に入れて燃やさないのは、中途半端だ。最新炉をつくったら、リサイクルプラザの機能の見直しをしてもいいのか。そこにさかのぼってもいいのか。欧米では燃やして、熱回収いるところがある。途中からは変更できない。
エネルギー回収できる施設をつくるのであれば、容器包装リサイクル法は強制法ではないし、罰則もない。経済的に不利であるならば、国も自治体に対して容器包装リサイクル法(に基づく処理)をしろとは言わない。もう一度よく考えたほうがいい。
ペットボトルやプラごみを燃やさないと決めて、30年後、それでよかったと言える科学的根拠があるか。少しでも合理的な方法を選んだほうがいい。効率化を図るということなら、ペットボトルとプラごみを燃やすということではないのか。リサイクルプラザで処理する場合と、焼却炉でプラごみを燃やした場合と、どちらがいくらになるのか、検討したほうがいい。
中戸川委員:
平塚市としては、ペットボトルやプラごみ関係は燃やしたくない。





●「企業ノウハウ」にかかわるから非公開
野本修委員から、「企業ノウハウにかかわることがある」などを理由に非公開にする動議が出た。これを受けて、市担当者が平塚市情報公開条例を読みあげて、非公開にすることに賛成の委員の挙手を求めた。全委員がこれに賛成し、傍聴者は退席させられた。この日の委員会は初回であり、企業からの提案書も出ていない段階でした。それにもかかわらず、非公開にすることは納得がいかない。

●次回の委員会も非公開の予定
次回の委員会は、来年の2月に予定されていますが、すでに2回目も非公開の予定だと平塚市の担当者は言う。後日、江口が、「議事録は公開してくれるのか?」と問い合わせると、「非公開部分の議事録は公開しない」という。また、9月29日の議事録の情報公開請求を同僚議員がしたが、議事録の公開は、事業者が決まった後の1年後になると言う。

●今後の委員会開催スケジュール
この次期環境事業センター整備・運営事業者選定委員会の今後の予定は、以下のとおりで、来年の9月には建設・運営の事業者が、この委員会の中で決定する予定だ。
2回目 09年2月
3回目 来年4月末〜5月
4回目 来年8月末
5回目 来年9月

●一般競争入札ではないのに・・・
開催スケジュールは上記のとおり。つまり、6人の委員による5回の話し合いの中で、ごみの炉の建設・運営事業者が決定する。決定した事業者と随意契約を行う。「一般競争入札」でもないし、価格以外の要素を盛り込んだ「総合評価一般競争入札」でもない。

●まったく市民の手の届かないところへ
競争入札ではないのだから、事業者を決定するまでの過程の透明性をいかに担保するかが大事なのに、この委員会は、市民はもちろん議員も傍聴もできない。議事録も公開されない。ごみの炉建設事業は、金のかかる事業だ。建設費だけで約150億円。建設する民間事業者に丸ごと20年間の委託をする。建設費と運営費などをあわせて約300億円にもなる大型事業で、その事業者を決定する委員会の議論は、市民のまったく手の届かないところで繰り広げられる。

●市は選定委員会におまかせ そこで出る「プラごみ燃やせ論」 
繰り返しになりますが、江口は、先の9月で、平塚大蔵市長に対して、「どの焼却炉が最も安全で経済的だと考えるか?」と質問していますが、一切、具体的回答がありませんでした。炉の選定は、「次期環境事業センター整備・運営事業者選定委員会事業者選定委員会」に委ねるとしているのです。つまり、平塚市は、ごみの炉についてノーコンセプトなのです。すべてをまかせしている選定委員会では、田中勝委員長が、「プラごみやペットボトルは、効率化を図るためには燃やすべきだ」と主張しているのです。これから本格的な議論がなされるのだろうと思われますが、私たちは知るすべがない。市民の税金でつくる炉の選定にまったく市民がかかわれない。こんなおかしなことが許されていいのだろうか。









ごみ焼却炉 調布市と三鷹市の場合

7/21(月)
09:00〜11:00   御礼状書くなど事務処理をする
12:30〜14:00   HPの更新など
14:00〜14:45   調布市議会議員大河みとこさんに電話でお話を聞く
14:45〜16:30   ごみ焼却炉についての資料を読む
17:00〜18:30   市民の方と自殺対策について話し合う
23:30〜03:00   HP更新と調布市のごみ焼却炉について調べる

●昨日の研修会で初めて会った調布市議会議員大河みとこさんに電話しました。名刺交換の時に、大河議員が、「調布はね、三鷹市と一緒にゴミ焼却炉を運営するんだけど、ストーカー炉にしたわ」とおっしゃっていたので、ぜひともお話しを聞きたかったのでした。とても親切に教えてくださいました。「調布がストーカー炉を選択することになった経緯は、ふじみ衛生組合のHPに詳細に議事録が載っているわ。見るといいわよ」とのこと。

●で、さっそくこのHPを拝見すると、本当に驚いた。新しいごみ処理施設についての「市民検討会」の議事録が詳細にのっているんです。この市民検討会には公募市民も入っています。この市民検討会の意見をうける形で「新ごみ処理施設整備実施計画」が策定されていて、この中で、調布と三鷹市が市の方針としてどのような焼却炉にするのか基本的な方針が具体的に示されています。

この方針に合った焼却炉が選ばれて、その焼却炉の業者のなかから最も優れたものを選んだと話しをしてくれました。

●昭和63年から使っている今の平塚市の炉は、流動床炉というものです。これを新しくするわけですが、約150億円かかります。とても大きな買い物です。新しい炉は、平成25年度から稼働し始める予定です。ごみ焼却炉というのはとても高温で運転し続けるので、事故が起きる危険性もあります。またどのような炉を選ぶかによって運営費にも大きな違いが出てきます。しかしこれまで平塚市では、新しい焼却炉を選ぶにあたって市民を交えたオープンな議論は一度もしていません。どのようなタイプの炉が一番安全でリーズナブルなのか、平塚市としての基本的な方針も出ていません。

●現在のところ平塚市では、10月から焼却炉の「選定審査会」が開催される予定です。この平塚市の選定審査会のメンバー構成は、学識経験者3人(ただし地元の大学の神奈川大学と東海大学から各一人ずつ選らぶ)、弁護士1人、それに平塚市の企画部長と総務部長です。この選定審査会で、どのような焼却炉がいいかを決めるのではなくて、今後の運営能力なども勘案して事業者を選ぶのです。ひとつの事業者がいろいろな種類の炉を作っているわけではなくて、ひとつのタイプしか作らないので、事業者を決めるとおのずと焼却炉のタイプが決定します。

●調布・三鷹市と平塚市の焼却炉の選び方にはとても大きな違いがあります。つまり、調布・三鷹の場合は、どのような焼却炉を選ぶか基本的な方針に基づいて焼却炉を決め、そのあと事業者を選んでいます。一方、平塚市は、先に事業者を選び、そうすることでおのずと焼却炉のタイプが決まるのです。これはおかしいと思いませんか?ごみ処理はもともとそれぞれのまちの責務ですから、どのような焼却炉がベストか基本的な方針をもっていて当然だと思うのです。しかし、そうじゃない。おまけに、このとても重要な選定審査会に、市民や議員が傍聴ができるかどうか未定だ、という。企業秘密があるから、非公開になるかもしれないというのです。ごみ処理についての平塚市のこれまでの流れは市のHPに掲載されています。調布・三鷹市平塚市のHPを見比べてみてください。市民を交えたオープンな議論をどれだけしてきているか。その違いもとてもよくわかります。





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